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恋志谷神社

恋志谷神社

鎌倉末期に幕府と対立し笠置山に難を逃れるために身をよせていた後醍醐天皇。後醍醐天皇を慕うある高位の女官が天皇の身を案じ遠く伊勢から療養の身にも関わらず駆けつけましたが、天皇は追ってから逃れるために笠置山を発った後でした。その事実を知り、女官はとうとう自害しています。そして、「天皇のことを案じ、恋焦がれ、病に苦しむような辛いことは自分一人で十分、人々の守り神になりたい」と遺言を残した女官を哀れんだ人々が祠を建て祀ったのが、「恋志谷神社」のはじまりだと言い伝えられています。最後まで「天皇が恋しい、恋しい」と言い続けていたところから、いつしか親しみを込めて「恋志谷さん」と呼ばれるようになりました。「恋志谷さん」へ通じる恋路橋を歩いて渡ってお参りをすると、願い事がよく叶うとも言われています。

イベント:春の大祭(4月2日) 秋の大祭(9月2日)

住所:京都府相楽郡南山城村大字南大河原小字矢畷

お問い合わせ:0743-93-0105(南山城村役場産業観光課)